特殊部隊/精鋭部隊/機関


アメリカ合衆国

GREENBEREETS (グリーンベレー)  1950年〜60年頃発足

アメリカ陸軍所属特殊部隊

正式にはSFGA(スペシャル・フォース・グループ・エアボーン特殊空 挺部隊)

備考:「抑圧からの解放」を掲げ、対テロ・ゲリラ戦や人質救出等の任務 にあたる部隊

    英国特殊部隊SASをモデルに創設された

    第1特殊部隊グループ・第5特殊部隊グループ・第7特殊部隊グ ループ

     第10特殊部隊グループ中の4個実戦部隊と第11特殊部隊グループ・第12特殊部隊グループ

     第19特殊部隊グループ・第20特殊部隊グループの4個予備役部隊から編成されている。

    また、対テロ部隊としてチャーリー中隊と云うのが存在する。

    グリーンベレーの前身は第2次大戦中に陸軍刑務所の囚人を寄せ 集めた部隊

    「第1特殊部隊部隊」で当時は対ゲリラ・テロ戦が考慮されな かった為活躍は少なかった

    トレードマークである「緑色のベレー帽」が着用されたのは 1952年頃からで、

    1954年にエクマン大佐がグループ内規で着用を許可。翌年に は殆どの隊員が着用していた

    1961年ケネディ大統領が本部を視察に来た際、更なる特殊部 隊の必要性を感じ    

    グリーンベレーを本格的な特殊部隊へと再編。これを受けて陸軍 省は正式に服装規定を設け

    1961年9月にはグリーンのベレー帽が制服の一部として認証 された

    ベトナム戦争の時は、1950年後半から軍事顧問的役割を果し ていたが

    戦争が本格化すると積極的に戦闘任務に参加し1975年終結ま で戦い抜いた。

    その活躍中特に象徴的なのが1970年11月の「ソンタイ捕虜 収容所奇襲作戦」である

    ベトナム戦争後は存在意義を失い規模を縮小していたが、

    1982年軍事強行路線を敷くレーガン大統領の命により再編さ れた

    

DELTAFORCE (デルタフォース) 1977年11月発足


アメリカ陸軍第1特殊任務分遣隊(1stSFOD‐D)

通称:「スネーク・イーター」 本部:カリフォルニア州北部フォート・ ブラッグ

備考:「奇襲・速攻・勝利」をモットーに掲げる対テロ・ゲリラ特殊部隊 で、

    当時の陸軍大佐チャーリー・A・ベックウィズが、

    1960年代前半に英国SASへ派遣されていた経験を元に紆余 曲折を繰り返した結果

    1977年11月19日にノースカロライナ州フォート・ブラッ クを本拠地として

    「第1特別作戦部隊”デルタ”分遣隊」が誕生した。

    暫くその存在は秘密とされたが、1980年4月に行なわれたテ ヘランでの

    「アメリカ大使館人質救助作戦」の失敗により存在が明かとなっ た。

    1981年、統合作戦司令部U.S.JSOCが結成され指揮下 に置かれたが、

    東西冷戦の終結に伴い1987年4月に設置された

    米国特殊作戦司令部「SOCOM」の管轄下に入った

    発足当時は「チーム・ブルーライト」と命名され、紆余曲折の末

    1980年に「第1特殊戦郡D分遣隊」として呼称される様に なった。

    部隊編成は3個中隊(A、B、C)から成り、通常隊員数は 100名強

    SASのパトロール隊を模して4名1組みが最小作戦単位となっ ている

    1980年4月、イラン米国大使館占拠事件で「イーグルク ロー」作戦遂行するも急襲失敗。

    1983年10月、グレナダ侵攻に参加。


Night stalkers  (ナイト・ストーカーズ)

アメリカ陸軍第160特殊作戦航空連隊(160thSOAR)

本部:ケンタッキー州フォート・キャンベル

備考:特殊作戦用ヘリコプターを擁し特殊作戦部隊を支援する部隊で、

    パイロット達は完全な暗闇を飛ぶのを専門としていて、

    暗視装置を使って闇夜でも真昼と同じように動き回る事が出来る

    現在は第75レンジャー連隊・デルタフォース・SEALチーム 6と

    同様にU.S.JSOC(アメリカ統合特殊作戦軍司令部)に統 轄されている。

    ナイト・ストーカーズとは「暗闇で忍び寄る者」という意味

 

RANGER (レンジャー)  1974年創設

特殊作戦軍司令部指揮下 第75レンジャー連隊

備考:3 個大隊(第1、第2、第3大隊)から成る部隊

   朝鮮戦争当時、北朝鮮軍のゲリラ戦に対抗する手段として急遽編成 され以後規模拡大された

 

第82空挺師団 (オール・アメリカン) 1943年発足


アメリカ中央統合軍第18空挺軍団隷下

備考:アメリカ陸軍中最精鋭

 

SEALS (SEa Air Land) 1962年発足

アメリカ海軍所属特殊部隊

備考:主に上陸艇や特殊潜航艇、ヘリコプター等により

    味方部隊より先に敵地へと潜入・敵地視察・陽動等を行う事を任 務とする

    第2次世界大戦中の海軍UDT(水中破壊工作隊)を母体とし 1962年ケネディ政権時に設立

    1990年代に入るとSEALSは合衆国統合軍(USSOC) の麾下に

    陸軍、空軍の特殊部隊とともに統合されている。 

    陸海空全土で偵察・奇襲破壊工作などの任務をおこなう事からこ の名称が付いた。

    SEALSではチームごとに担当地域を持ち、湾岸戦争では中東 を受けたチーム3

    地中海・アフリカを担当したチーム8が作戦投入された

    チームナンバーは1・2・3・4・5・8の6つだが、

    各チームから選抜された隊員100名によって構成される 「Team 6」が存在していた(現在はDEVGRUと名称を変え活動)

    チーム6は対テロ部隊として、リチャード=マルシンコ海軍中佐 により

    1980年11月に創設され、現在ではアメリカ特殊部隊中最強 とまで云われている

    

FORCE RECON (フォースリーコン)

アメリカ海兵隊武装偵察部隊

備考:ベトナム戦争時代に発足され、

    敵地に侵入し後続の特殊部隊の任務遂行をより完璧に行うために 敵地の地形、            
   
        人員配置、現地の情報収集、調査するのが主任務。

    従って敵を発見したからといってむやみに交戦は行わない

    だが、彼等はCQB・射撃・爆破等に長けておりその実力は SAELSに匹敵する

    更に交戦状況になった場合「艦砲射撃」「戦闘機」「戦術爆撃 機」の権限が与えられ、

    偵察が主任務とされるが、いざ戦闘の際には容赦はしない

 

アメリカ空軍第16特殊作戦航空団(16thSOW)

備考:8 個特殊作戦飛行隊を擁している。

    U.S.SOCOM(アメリカ特殊作戦司令部)が発足したのを 受けて、

    MAC(空輸軍団)の指揮下にあった空軍特殊部隊を独立させ

    AFSOC(空軍特殊作戦司令部)を誕生させた。

    その指揮下に「16thSOW・352thSOG・ 353thSOG・720thSTG」が置かれている


アメリカ空軍第352特殊作戦航空団 (325thSOG)

備考:3 個特殊作戦飛行隊及び1個特殊戦術飛行隊の規模を持つ


アメリカ空軍第353特殊作戦航空団 (353thSOG)

備考:3 個特殊作戦飛行隊及び1個特殊戦術飛行隊の規模を持つ


アメリカ空軍第720特殊戦術航空団(720thSTG)


備考:数個の特殊戦術飛行隊を擁していると予想される


アメリカ陸軍パラレスキューチーム

備考:部隊回収.援助.援護

    当チーム所属兵士をPJ(パラ・ジャンパー=降下捜索救難員) と呼び

    負傷兵の回収や他部隊の回収・援助・援護を任務とする部隊

    パラ・ジャンパーはパラシュート降下訓練の他に、

    地上戦闘に備えレンジャー訓練や白兵戦、潜水訓練、医療訓練な ども受けている


アメリカ空軍CCT(戦闘管制チーム)


備考:ベトナム戦争時代に創設されたと云われ、

    主にパス・ファインダーなど航空管制を任務としているが、地上 戦闘技術も身に付けている。


SRIG (Surveillance reconnaissance and intelligence group)1988年発足

アメリカ海兵隊監視偵察諜報グループ

備考:フォースリーコンと並ぶ海兵隊所属の精鋭部隊であるが、既に解体 されたとも云われている

    1988年、海兵隊は低強度紛争(LIC)に対処する為「監視 偵察 諜報郡」(SRIG)を新設

    これまで海兵隊の特殊作戦任務というと「偵察大隊(RECON BN)」が実施していたが、

    その偵察大隊の任務に、陸軍グリーンベレーと心理作戦部隊の活 動を加えた

    諜報謀略技術にも秀でた特殊部隊部がSRIG部隊であるのだ

    特殊作戦部隊歩兵隊の特技官の任務はライフル射手・マシンガン 射手・迫撃砲砲手

    歩兵隊長・対戦車強襲隊員・ONTO射手である。教科はライフ ル・マシンガン・迫撃砲

    自動ライフルなどの歩兵隊兵器の営繕と操作・偵察と哨戒・地図 の読み方

    偽装のテクニック・指導者の原則・柔道のテクニック・爆破・一 般歩兵戦術となっている。

    海兵隊の特殊作戦部隊の隊員は、こうした教育訓練を受ける事に なっている。

    SRIG隊員の場合は、以上に加え数ヶ国言語の習得、武器は短 銃から大砲技術の習得

    空中降下、海中ダイビングの有資格者、更にコンピューター通信 機器の知識がある事

    破壊工作にも通じて、簡単な外科手術ができるとゆう万能性が要 求されている

    SRIG部隊の配備計画によると、

    1989年度には第二海兵遠征軍(2MEF)にA分遣隊とB分 遣隊、

    1990年度には第一海兵遠征軍(1MEF)にC分遣隊とD分 遣隊、

    1991年度には第三海兵遠征軍(3MEF)にE分遣隊とF分 遣隊を配置する予定になっている

    第三海兵遠征軍の配備が最後になったのは、アメリカ本国で使用 期間を終えた部隊を

    改善・補強して最新鋭部隊を配置することになっている為で

    現在、沖縄の海兵隊にはSRIGに編入・統轄される諜報・偵 察・通信の実戦部隊が

    配置されて作戦活動を展開している。

    そのため3MEFへの配備が最後になっている様だ。

    そして、SRI部隊は、テロ対策任務の関係でNBC部隊と密接 な関係におかれており

    日常的に訓練・演習と作戦行動で連携プレーをとっているのだ


SWAT (Special WeponsAnd Tactics) 1960発足


米国警察特殊武装戦術部隊

備考:アメリカ各地に設置され、

    組織凶悪犯・人質誘拐事件などの一般警察では対処出来ないもの を任務としている。

    SWATを最初に創設したのはLAPD(ロサンゼルス市警察) で、

    当初は「スペシャル・ウェポン・アタック・チーム(特殊武器攻 撃隊)」と命名されたが

    住民等から非難を浴び現在の名称へと改称された。

    この部隊は警察機関のため犯人の射殺は基本的にしてはならな い。

    (警察は犯人を裁く=[殺す]権限がない)なので、人質並びに 犯人の人命を最優先している

    最近では、警察管轄下の実態に合わせ

    SRT「スペシャル・レスポンス・チーム(緊急対応チーム)」 とも呼ばれている


FBI (Federal Bureau of Investigation) 1908年発足


米国連邦捜査局 司法省所属 本部:ワシントン

長官:J・エドガー・フーバー(1895〜1972年5月2日)

備考:全米56ヶ所の支局と、20ヶ所の海外駐在官事務所

    その上、約400ヶ所の特別捜査官駐在事務所を擁している

    情報活動・国内テロ・政治犯罪・連邦犯罪に対応する司法省所属 の独立機関であり

    連邦法違反事件の捜査や犯罪情報収集、科学捜査法の研究などを 行っている。


FBI・HRT (アメリカ連邦捜査局人質救出部隊)  1984年発足

備考:アメリカ全州に渡って活動できるFBI所属の特殊部隊

    HRTの特徴はまず事件が発生した場合ネゴシエーション(交 渉)から始める点で、

    基本的には交渉を重要視し人質もテロリストも人命が最優先され ている

    なお、当部隊は常設部隊ではなく事件発生時に非常召集され

    常時50名が志願し特殊訓練を受けている。

    主な訓練内容はCQB(近接戦闘)・格闘術・狙撃・ラペリング 降下・突入戦術・潜入要領

    人質交渉及びテロリスト心理学・通信・高性能監視装置取り扱 い、対テロ戦闘訓練等を受ける


SecretService (シークレットサービス)  1865年発足


アメリカ合衆国財務省 秘密検察局

備考:今ではVIP護衛任務などで知られる機関だが、

    設立当時は偽造貨幣の取り締まりが主要任務であった

    その際、名前・身分を隠したおとり捜査を多用した事から現在の 名称が付いた。

    勿論現在でも偽造貨幣の取り締まりを行っているが、担当範囲が 広がり

    小切手・証券・カード類・金銭絡みのコンピューター犯罪等にも 対応している


DEA (Drug Enforcement Administration)

米国麻薬取締局 司法省下部組織



DEA・HEAT (アメリカ連邦麻薬取締局突入チーム)


備考:マフィア、ギャング組織の麻薬取引現場などに突入するDEA所属 部隊

    場合により、デルタフォース等と共同で麻薬撲滅作戦を行う

 

CIA (CentralIntelligence Agency) 1947年発足


アメリカ合衆国中央情報局

備考:1947 年にソ連の情報機関に対抗する目的で設立された大統領直属政府機関

    外交・国防上の政策決定に必要な情報収集、

    特に反アメリカ団体や他国政府の監視と情報収集を主要な任務と している

 

NSA (NationalSecurity Agency) 1952年発足


アメリカ国家安全保障局 国防総省所属

備考:通信傍受施設や偵察衛星を用いて

    アメリカ国家安全保障に関与する情報戦の先端を行く通信諜報活 動専門機関

 

NEST (NuclearEmergency Search Team)

アメリカ連邦エネルギー省核緊急捜索チーム DOE(アメリカ連邦エネ ルギー省)所属

本部:メリーランド州ジャーマンタウン

備考:核ジャック等に対処する為に創設された部隊

    主に核の捜索・回収・探知・発見・奪回・を任務としている

    核が広大な市街地に隠されたり、地方へ移動・隠匿されても対応 可能の様だ

    だが、米国の特殊部隊中で最も極秘で

    部隊の成立ち・部隊規模・訓練内容・使用火器などの詳細は判明 していない

    緊急非常事態の場合は、デルタやFBIのHRTなどの部隊と共 に任務に当たる

 

大統領警護隊HRU部隊

米国連邦保安官HRU部隊

国立公園警察HRU部隊

SOWT (特殊戦気象チーム)

 

イギリス

SAS (Special AirService) 1941年発足


イギリス陸軍特殊空挺部隊 本部:ヘリフォード

正式には第22SAS連隊。他に国防義勇軍に第21・第23SAS連隊 と第63SAS通信中隊が存在する

備考:人員約550名。世界最強の特殊部隊と謳われ、経験も最も豊富で あろう

    SASで中核を成すのは、5個戦闘中隊(セイバー・スクワドロ ン)で、

    各中隊は機動小隊・山岳小隊・舟艇小隊・航空小隊の4個小隊で 編成

    また、スタン・グレネードやキリング・ハウスを考案したのもこ の部隊

    SAS隊員は当部隊の事を「エス・エー・エス」「サス」とは呼 ばず、

    単に「レジメント」(英語で“連隊”の意)と呼ぶそうだ。

    SASの前身は第2次世界大戦中に創設されたコマンド部隊で、

    当時のイギリス軍将校デービット=スターリングが北アフリカで 作戦従事する為に創始した

    当初の名称は「スペシャル・エア・サービス・ブリゲード(特殊 航空任務旅団)」だったが

    旅団と言いつつも、隊員数53人の1個独立班が存在するだけ で、旅団は存在していなかった。

    戦後は北アイルランドにおける対IRA作戦に投入され、その後 対テロ専門部隊として独立。

    対ゲリラ・テロ戦・治安維持・人質救出・VIP警護なども任務 とする

    特殊戦の先駆者として名を馳せる事となった。

    SAS本部はヘレフォード(Hereford)に存在したが、

    約40年の連隊本部だったスターリング・ライン (Stirling Lines)の閉鎖計画後、

    ヘレフォードから数マイルの使用停止されたRAF基地クレデン ヒル(Credenhill)に移動した

    代表的な活動は、北アイルランドでの対IRA作戦活動や

    1980年の「英国内イラン大使館強襲事件」突入作戦である が、

    フォークランド紛争ではアルゼンチン軍の支配領域に潜入し

    偵察・艦砲射撃の弾着観測・陽動作戦などを実行した

    湾岸戦争ではイラクでの情報収集やスカッドミサイルを探索・破 壊する任務に従事した。

    デービット・スターリングが提唱した「危険を冒すものが勝利す る」英語(WHODARESWINS)は

    現在でもSASのモットーとなっており、SASのマークにもこ の言葉が記されている


SBS (Special Boat Service)

英国海兵隊特殊舟艇部隊

備考:以前は、特殊舟艇分遣隊(Special Boat Squadron)と呼ばれていた

    対シージャック等の訓練も受けており、SASの舟艇小隊と任務 の取り合いになるそうだ

    又、SBSの方がSASより高度な組織だと言う人もいる。隊員 数は約90〜100人

    選抜に置いては泳ぎ・潜りに重点が置かれる点でSASと異なっ ている。

    SBS司令部はドーセットのプール英国海兵隊(RM Poole)に置かれていたが

    閉鎖され、ポーツマスのホエール・アイランド(Whale Island in Portsmouth)へと移った


SAS-HAG (Special AirService-House Assault Group)

イギリス陸軍特殊空挺家屋突入部隊

備考:北アイルランドにて展開


RUC (Royal Ulster Constabulary)


英国アルスター保安隊

備考:D11 に似たHRU部隊で、二個部隊を展開

    E4-alpha(秘密作戦・監視部隊)がある

    北アイルランドにて展開


Comacchio Group 1970年代後半発足

コマッチオ中隊

備考:北海油田をテロから守る為、70年代後半に作られた英国海兵隊の 一団。

    コマッチオの名称の由来は第2次世界大戦の勲章から採っている

    当初、部隊の総勢は約300人で、アーブロース (Arbroath)に拠点が置かれた

    80年代前半からは核兵器警備を含む海軍安全保障も任務に含ま れ

    1987年、プール英国海兵隊に油田防衛任務が移された為

    部隊は主にスコットランド西海岸の核兵器警備に専従する事と なった

    人員は高度に訓練され、特に素早い反応と正確な射撃に重点が置 かれている。

    水上で動く機動性の優れた乗物を各自所有

    国家に残された核抑止力の警備は24時間体制で行われている。


SS/MI5  (Secret Security Service)/(Military Intelligence 5)1906年発足

イギリス情報機関 本部:ロンドン

備考:MI5はイギリス国内を担当する情報機関であり、

    国内テロ・組織犯罪・薬物密輸密売など取り締まる

    人員は約1900人で長官と副長官の下に4部署がある。

    また、場合によりMI6と連携も行っている


SIS/MI6  (Secret Intelligence Service)/(Military Intelligence 6)

英国外務省下 秘密情報局

備考:第2次世界大戦の以前から活動をしているイギリス外務省下の秘密 情報部で

    MI5が国内専門の対情報任務を行うのに対し、MI6は国外の 情報収集に従事する


ロンドン警視庁D11部隊

備考:青いベレー帽がトレードマークの部隊

    米国SWAT部隊と同様で、警視庁の火器指導員によって構成さ れている

    主にD11は犯罪的分野で投入される。また、警察拳銃部隊とし ても配備についている


ロンドン警視庁反テロ部 (the anti terrorism branch/SO13)

NITIC部隊

備考:秘密作戦を展開する特殊部隊

 

ドイツ


GSG-9  (Grenzschutzgrouppe9) 1973年発足

グレンツシュルツグルッペ9

独国連邦警察第9国境警備隊 (準軍事組織)

備考:1972 年西独で開催されたミュンヘン・オリンピックにて、

     テロリスト『 黒い九月:Black September』がオリンピック村を襲撃

     イスラエル人選手11名が死亡する事件を契機に事件の半年後、

    連邦内務省長官ハンス・デートリッヒ・ゲンシャーの許可により 軍隊としてでは無く

    連邦国境警備隊(BGS: Bundesgrenzschutz)下としてGSG-9を創設した

    初代指揮官はウルリッヒ・K・ウェゲナー大佐(Ulrich K. Wegener, 元BGS連絡将校)

    ボン郊外セント・アウグスチンに設置され、当初188名で構成 された

    隊員は国境警備隊にて2年以上勤務経験がある者より選抜され入 隊は志願制である

    平時に置いてはボンの各国公館の警備を勤めている

    1977年10月17日ソマリア・モガディシオ空港人質救出作 戦での成功は

    H&K MP5及びフラッシュ・バンの有効性を各国関係者へ知らしめ

    又、米国ではデルタ・フォース設立の契機ともなった。

    GSG-9は3個作戦部隊で編成されており(以前は4個編成)

    GSG-9/1:隊員は100名。対都市テロリズムに特化した 部隊

           重要拠点制圧・人質救出・人質交渉・狙撃や急襲 を行う部隊

    GSG-9/2:隊員は100名。対海上テロリズムに特化した 部隊

           北海油田やシージャック対策を主な任務とする

           その性格上、SEALチーム6と合同訓練も行っ ている

    GSG-9/3:隊員は 50名。対テロ活動におけるエア・ボーン作戦

           HALO(ヘイロー=高高度落下低高度開傘)

           HAHO(ヘイホー=高高度落下高高度開傘) に特化

           5名による作戦班を最小単位とし行動する。

           各員は格闘技、火器取扱、爆発物取扱、交渉術、 応急医療等に秀でる。

    その他に、世界中のテロ組織の情報を常に追跡する

    ヴァースバーデンの巨大コンピューター「コミッサー」とも直結 し、

    管区BGSヘリコプター航空団の支援も受けている

 

BGS (Border Protection Service )

国境警備隊 連邦内務省下

 

KSK (Kommando Spezialkraefte) 1994年発足

独国陸軍特殊コマンドー部隊

備考:戦闘地域での非戦闘員・撃墜されたパイロットの救出活動や、

    GSG-9やSEKでは遂行できない困難な状況下での人質救 出、

    戦時は敵主要施設への奇襲攻撃や長距離偵察などの各種特殊任務 を行う部隊。

    1994年、敵地後方または作戦領域内でトラブルに遭った部隊 の支援の為に創設された

    戦時は敵国の主要基地・主力部隊に対しての大規模な奇襲攻撃、 偵察・情報収集

    撃墜されたパイロットの救出、戦場内にいる非難・非戦闘員の救 出などの

    各種特殊任務を行い、平時の主な任務はドイツ国民の安全保証を 第1とし

    対テロ任務などの治安維持任務、ドイツ及びNATO諸国領域の 防衛、PKO任務などである

    部隊創設のきっかけは、1994年のルワンダ内戦での自国の経 験によるもので

    戦闘地域には11人のドイツ人の避難非戦闘員が取り残されてい たが

    当時ドイツには激戦闘下で人間を救出するという特別な任務を遂 行できる部隊は無かった

    救出作戦自体はフランス及びベルギーの空挺部隊によって成功し ている

    KSKの構成は、特別奇襲中隊・長期偵察中隊・作戦支援中隊・ 訓練部隊から成り

    特別奇襲中隊は4人で1個小隊を構成し4個小隊と成っている。

    それぞれ専門分野が決まっており

    通信担当、破壊工作担当、医療担当、作戦指揮担当などがある

    長期偵察中隊は8個の特別偵察奇襲小隊と12個の長期偵察専門 小隊から成っている

    KSKの訓練内容はHAHO(高高度降下高高度開傘)及び HALO(高高度降下低高度下傘)

    スキューバ(潜水)訓練、対テロ訓練などを行い、後は専門分野 別に別れる


SEK (Speziale insatz Kommando)

独国警察特殊作戦コマンドー

備考:ドイツ各州警察に設置されている部隊で

    米国のSWAT的な役割を果たす組織である

    ラペリング降下・狙撃・突入戦術・CQB・要人警護訓練等を教 育されている

 

ロシア連邦(旧ソ連)

SPEZNAZ (スペツナズ) 1950年代発足

ロシア参謀本部情報総局所属 特殊任務部隊

(以前は「ヴィソートニキ」と呼ばれ、意味は「遊撃戦部隊」)

備考:東側最強の特殊部隊と云われ、

    旧ソ連時代の1950年代にGRU(参謀本部情報総局)の直属 特殊部隊として発足

    第2次世界大戦中のゲリラ戦で活躍した非正規部隊「特務騎兵 隊」がその前身であり

    それ等が統合・再編されてスペツナズとなった。

    西側に存在が知られたのは1980年頃からで、その総兵力は3 万人に達していた

    GRUの指揮下で作戦対象国で破壊工作や偵察活動を行う為

    平時は一般社員やスポーツ選手に紛れて各国に潜入し

    KGBとは別に軍情報・偵察活動を担当してきた。

    現在は、ソ連崩壊と冷戦終結の為にロシア軍特殊部隊も縮小、

    或いは改編を受けているが、スペツナズは健在で

    地上軍の航空強襲部隊「レイドビキ」、内務省の特殊部隊「オモ ン」等と共に

    軍事特殊部隊の主力部隊として活躍している。

    スペツナズの戦時における任務はパラシュート降下や潜航艇での 敵地潜入

    敵側政府及び軍要人の暗殺・強行偵察・陽動作戦

    敵核兵器基地・軍の指揮中枢部・エネルギー施設など軍民双方へ の直接攻撃など。

    スペツナズの軍装は、高度な機密に守られている部隊の為

    隊員はそれとわかるような特徴がある制服や記章類は一切身に着 けない。

    通常は空挺隊員と同じユニフォームを着用しているが、

    スペツナズでは空挺部隊特有の親衛部隊記章を付けないので、

    それが外観上の主な識別点になるそうだ。

    また、この部隊は軍用格闘術や「スペツナズ・ナイフ」と呼ばれ る暗殺用ナイフでも有名


レイドビキ 

ロシア地上軍空挺強襲旅団特殊攻撃隊

備考:スペツナズと同様、露国きっての精鋭部隊

    主に、大規模なヘリボーン作戦を駆使する


OMON(Otryad Militsii Osobogo Naznacheniya)

ロシア内務省軍対テロ部隊

備考:内務省軍所属の特殊部隊で、対テロ・ゲリラ任務を従事する


OMSN(Otryad Militsii Spetsial'nogo Naznacheniya)

特殊任務民警支隊


KGB (Komitet Gosudarstvennoi Bezopasnosti)


ソ連邦国家保安委員会


α・グループ 1974年発足

ロシア連邦保安局対テロ部隊

備考:旧ソ連のKGB(ソ連国家保安委員会)所属の特殊部隊。

    軍隊ではなく、議長に忠誠を誓う非公然諜報組織として編成され た

    主な任務は対テロ・対ハイジャック・対シージャック

    露国マフィア等による凶悪犯罪や組織犯罪の対処・麻薬や闇市場 の取り締まり

    誘拐事件・暴動対処などがある。

    現在は、ソ連崩壊と共にKGBが崩壊したので、FSB(ロシア 連邦保安局)へと移管された


β・グループ

ロシア連邦保安局特殊部隊

備考:アルファ・グループ同様に元KGBの特殊部隊

    KGB時代はアルファが国内での任務行動なのに対し、ベータは 国外での任務に従事した。

    1985年にベイルートで起きたイスラム教シーア派(有名な過 激派組織)による

    「ソビエト外交官誘拐事件」に出動、その犯人グループの仲間を 誘拐し

    切り取った体の一部を送りつけるという過激な手段で事件を解決 している。

    現在ではアルファと同じくFSBへと移管され、訓練部隊となっ ているらしい


Vympel(Spetsgruppa "Vympel")

特殊グループ・ヴィンペル

旧KGB 第一総局の特殊作戦部隊


Kaskad(Spetsgruppa "Kaskad")

特殊グループ・カスカード


RSN(Rota Spetsial'nogo Naznacheniya)


特殊任務中隊


SOBR(Spetsial'ny Otryad Bystrogo Reagirovaniya/ソーブル)

緊急対応特殊支隊


フランス


仏国外人部隊第2REP・GCP

仏国外人部隊第2空挺連隊パラシュート・コマンドー・グループ

備考:フランス最強の特殊部隊と云われ、

    以前はCRAP(潜入情報行動コマンドー)と呼ばれていた

    所属は仏国外人部隊第2REP(第2空挺連隊)で、定数90名 のエリート部隊である

    又、特殊任務の他に人質救出訓練も行っている


GIGN(Groupment D'Intervention De La Gendarmerie Nationale)1973年発足

国防省国家憲兵隊所属 憲兵隊治安介入部隊

通称:「ジージェン」

備考:1973 年、パリのサウジアラビア大使館占拠事件をきっかけに11月に編成された

    GIGN1=北フランス担当 パリ郊外メゾーン・アルフォー ル。初代指揮官:プルートー中尉

    GIGN4=南フランス担当 モーン・デ・マルサン

    1975年には2つの司令部を統合。指揮官はプルートー大尉

    79年までに指揮官2名・下士官40名編成となった

    84年に指揮官4名・下士官48名(4個部隊×12名)編成 (フィリップ・マスレン大尉指揮下)

     1個突入部隊は16名編成(将校4名・下士官12名)で、現在4個突入部隊で構成

    任務は人質救出・要人警護・重要施設の警備・凶悪犯罪者の護送 などを行う

    1976年2月のジプチ共和国通学バス乗っ取り事件や

    1978年1月のクレーボー刑務所事件等で活躍


EPIGN 

(Escadron Parachutiste d'Intervention de la Gendarmerie Nationale )


仏国家憲兵隊機動空挺特殊部隊

備考:30名程の編成の小隊が4個で、

    HAHO/HALOもこなしGIGNのサポートや対ETA戦等 の任務を行う

 

第29SA 行動局 (フランスDGSE特殊部隊)


備考:フランス軍諜報機関「DGSE(フランス対外安全保障総管理 局)」に所属する秘密作戦部隊

総勢150 名から成り、2人1チームとして作戦に当たり

CQB・水中作戦・空挺作戦・情報収集・秘密通信・及び偵察・破壊活動 等を駆使する

 

CPA−10

空軍空挺コマンド

 

RAID 1985 年発足

国家警察特別介入部隊

内務省国家警察総局所属

通称:「ブラック・パンサー」


ICPO (International Criminal Police Organization)

国際刑事警察機構  本部:パリ

通称:「インターポール(Interpol)」

 

イタリア


NOCS (Nucleo Operativo Centrale di Sicurezza) 1978年3月発足


内務省国家警察総局公安局所属治安作戦中央部隊

通称:「レザー・ヘッド」

備考:通称の由来は、突入時に皮製(レザー)のヘルメットを着用する為

    1978年3月のアルド・モロ前首相誘拐事件後に編成された

    約50名から編成されており、NOCSもGIS同様対テロ訓練 に力を入れている。

    訓練に置いては、空手・柔道等の格闘訓練を重視し

    射撃、ラペリング降下、爆発物取り扱い、高速運転技術等を習得 する

    1982年1月に米国のジェームス・ドジャー准将を赤い旅団か ら見事救出。


GIS (Groupe Interventional Speciale)

イタリア軍警察特殊介入部隊

備考:約46名から編成され、軍警察内の落下傘部署の隊員から主に選抜 される

    訓練内容は毎日5キロの長距離走、2キロの遠泳、格闘術訓練

    キリング・ハウスでの訓練、部隊副官が人質役を演じる各種状況 訓練、

    爆発物・爆破突入技術、CQBから各種突入戦術、ラペリング降 下、

    レオナルド・ダ・ビンチ空港における対ハイジャック訓練などの 他、

    山岳・潜水工作などの特殊訓練を受ける者もいる


オーストリア

GEK COBRA (Gendarmerieeinsatz Kommando Cobra)

オーストリア憲兵機動コマンドー部隊

通称:「コブラ・ユニット」

備考:約200名規模。オーストリアにはOPEC(世界石油輸出機構) 等の

    世界的機関の本部がある為テロの対象と成り易い。その為、

    「冷酷なテロリズムに対しては非常手段を持って対処する組織」 方針のもと創設された。

    隊員はCQBから空挺降下・ラペリング降下・軍隊式格闘術と一 通りの特殊訓練を受ける

    また、この部隊は「コブラ・ユニット」とも呼ばれている

 

オーストラリア

オーストラリアSASR (オーストラリア陸軍特殊空挺 部隊) 1954年発足

備考:オーストラリアSASRは王立オーストラリア連隊のSAS中隊と して誕生

    1964年には、英国の後押しで各種支援部隊を含めた独立 SAS連隊となった。

    ボルネオに展開したSASRは、本国SASやグルカ兵と肩を並 べて

    スカルノ大統領率いる左派ゲリラ(実体はインドネシア軍)と戦 い、ジャングル戦を熟知した

    また、SASRはベトナム戦争にも参加している。

    なお、隣国のニュージーランドにもSASRが存在する


スペイン

GEO (Grupo Especial de Operaciones) 1978年発足

スペイン国家警察特殊作戦グループ 

備考:スペイン国家警察所属の対テロ部隊。

    約120名で5名チーム×24個部隊で編成されている

    各隊員は小火器・爆発物・通信・コンバット・スイマー(戦闘水 泳)

    狙撃のいずれかの専門技術を所有している。

    又、最低限12チームは24時間展開可能な警戒準備態勢をとっ ている

    1981年5月24日に起きたバルセロナスペイン中央銀行支店 事件では

    人質200名以上にも関わらず見事負傷者1名だけに抑えた


UEI&GAR 


(Unidad Especial de Intervencion&Grupos Antiterroristas Rurales)


スペイン国家警察部隊ガーディア・シビル対テロ部隊

備考:1978 年に創設され、部隊編成は突入部隊・管理部隊・通信部隊・情報部隊

    特殊説得交渉部隊・技術部隊から成り、志願者全体の2%しか配 属されない

    主な任務としては人質救出、誘拐抑制、被害者救出、

    ハイジャック、刑務所暴動鎮圧、脱走犯人の捕獲、要人警護等が ある。

    訓練では格闘術に重点を置き、他に水泳・潜水は不可欠とされ

    ラペリング・クライミング技術(自然壁での訓練が充実)

    キリング・ハウスでの突入訓練などがある

    ETAテロリストからの誘拐被害者救出、ETAテロリスト大規 模逮捕等の功績があり、

    GEOよりUEIの方が優秀であると云う声も


オランダ


オランダ海兵隊対テロ近接戦闘部隊

通称:「ウイスキー中隊」

備考:オランダの有名な精鋭部隊

    オランダ海兵隊の1個中隊。総勢113名で編成

    常に1つの標的に3名の狙撃手を配備しており、多くは落下傘降 下・潜水技術を有する。

    スキポール国際空港での実地訓練や海上ハイジャック対処訓練、 暴動対処訓練も行う

    代表的な活躍は、

    1974年10月パレスチナ人テロリストの扇動によるシェベン ジンジェン刑務所暴動鎮圧

    1977年南モルッカ列車・学校同時占拠事件で突入敢行。

    1978年3月アッセンで政府庁舎が南モルッカ人に占拠された 際に投入。


BBE (オランダ警察特殊部隊)

備考:オランダ警察の特殊部隊で、米国SWAT的な役割を果たす


BSB (Brigade Speciale Beveilignsopdrachten) 1975年発足

オランダ警察対テロ特別旅団

備考:主に犯罪対処・人質救出作戦を行う


アルゼンチン

HALCON8 (アルゼンチン陸軍特殊武装コマンドー 大隊) 1978年発足

通称:「ファルコン8」

備考:1978 年に創設され、40〜45名程度の規模構成

    陸軍コマンドー学校直接指揮下に置かれ、主に対テロ任務を行う

    隊員はHALO(高高度降下低高度開傘)等の空挺技術やコマン ドー技術を習得する
 

アルゼンチン陸軍第601コマンドー部隊

備考:フォークランド戦争時にはイギリスSASと激戦を繰り広げた

 

日本

JSDF (Japan Self Defense Force)

自衛隊


日本陸上自衛隊第1空挺団

備考:昭和29年、第1空挺団の前身部隊である

    「空挺研究班」数十名がパラシュート降下を成功させたのが始ま り。

    隊員の殆どがレンジャー資格を持った空挺レンジャーである。

    また、年間数人単位で英国SASや米国SEALSに研修生を 送っている様で

    その為、空挺レンジャーは陸自の最精鋭部隊とされている


SGT (Special Guard Team)


海上自衛隊特別警備隊

備考:北朝鮮の不審船や武装ゲリラに警戒をしての創設された

    任務では、不審船に乗り込み敵を武装解除し制圧する事を目的と される

    特別警備隊は3個小隊編成(約60名)とし、その他高速ミサイ ル艇2隻

    赤外線暗視装置などを配備している。

    また、アメリカ海軍特殊部隊SEALSから訓練を受けたと云う


SAT (TheSpecialAssult Team) 1996年4月発足

特殊急襲部隊 警察庁 

前称はSAP (Special Armed Police)

正式には特別機動捜査隊「対銃器専従班」

備考:SAT は機動隊以上、軍隊未満の存在とされ

    設立の際には米国ロサンゼルス市警やFBIに要因を派遣し様々 な情報活動を行った

    また、オーストラリアSASRと共にキリング・ハウスで訓練を 実施したという情報もある

    SATはハイジャックや人質事件等が発生した場合は被害者・関 係者の安全を確保しつつ

    犯人・容疑者速やかに無効とする事を任務としている。

    前進部隊は、1977年9月に発生した「ダッカ事件」を

    契機に創設された警視庁の7中隊と大阪府警の零中隊

    その後、深刻さを増すテロ情勢などに対応すべく、1996年4 月に

    神奈川・愛知・兵庫・広島・福岡・北海道などを加えて新編成の 特殊部隊SATが創設された

    1995年の「全日空函館空港ハイジャック事件」で、その存在 が明かになり

    その後「西鉄バスジャック事件」等でも活躍を見せた

 
SST (Special Security Team) 1996年発足

海上保安庁第5管区所属部隊

備考:3 個小隊、各10名で構成されており

    シージャックなど洋上での凶悪犯罪を解決すべく創設された部隊

    アメリカ海軍特殊部隊SEALSに訓練を受けた経験もある

 

SIT (SpecialInvestigation Team)

各都道府県特殊捜査班

備考:各都道府県警察の刑事部捜査一課には特殊捜査班が組織されており

    この特殊捜査班のうち1係と2係が誘拐や人質事件などを担当し ている。

    通常は、様々な事件を想定し、オートバイや自動車の高速運転

    逆探知などの訓練を実施している。


特殊作戦群

西方普通科連隊


 

香港

SDU (Special Duties Unit)

香港警察特殊任務部隊

通称:「飛虎」

備考:イギリス統治下であった香港は

    SDU隊員の選抜方法、訓練方法等がSAS直伝であった為アジ ア最強と云われている

    また、SDUの隊員は特に射撃・格闘技に優れている。


大韓民国


707TEAM (第707特殊作戦大隊) 1982年 発足

韓国陸軍特殊作戦コマンド

備考:米国特殊部隊やGSG-9からも訓練を受けており

    射撃、各種武器取り扱い、ラペリング降下、パラシュート降下、 突入の他

    CQB錬度も高くテコンドーも習得している

KNP868 (korean national police 868 group/タエテロトゥッコンデイ)

韓国警察庁868対テロ特攻隊

通称:「猛虎」

本部:清州道ヨンジン

備考:特殊任務の他、要人警護なども担当する

    CQB戦闘での能力が非常に高い特殊部隊で

    国技テコンドーや独自の格闘術テックンムスール等を使いこなす


朝鮮民主主義人民共和国

北朝鮮第8特殊軍団 1970年発足

備考:24 個旅団で構成されており

    コマンドー旅団3個・偵察旅団4個・突撃渡河旅団1個・上陸作 戦旅団1個

    空挺旅団2個・特殊旅団13個 or 水陸両用戦旅団2個・空 挺旅団2個

    狙撃旅団6個・軽歩兵空挺旅団3個・軽歩兵旅団11個から成っ ている


    第2次世界大戦後から朝鮮戦争前ぐらいにかけゲリラ戦専門の第 766軍部隊が創設された。

    この第766部隊は米国製武器(M1ガーランド小銃、M3サブ マシンガン等)を装備し

    対南鮮(韓国)潜入部隊として訓練されたと云う。

    これが北朝鮮での特殊部隊創設の始まりと言われ

    朝鮮戦争での敗戦やベトナム戦争での見聞を活かし、

    朝鮮労働党秘書局軍事部直轄の第662軍部隊、

    民族保衛省(後の人民武力部の前身)偵察局直轄の第283軍部 隊、

    総参謀部軽歩兵教導指導局所属の第124軍部隊、

    第17偵察旅団(秘匿名称は不明)などが編成された。

    第17偵察旅団は、旧ソ連地上軍の方面軍などに編合されていた 遠距離偵察部隊に

    相当するもので4000〜7000名からなり、大隊(約400 名程度)単位で

    前線の軍団、師団に配属されていた。

    だが、第283軍部隊は作戦失敗を厳しく追及され、第124軍 部隊に吸収された

    そして、1970年代初期に新たな戦略方針が打ち出され、

    第124軍部隊と第17偵察旅団を発展的に解消・結合し、「第 8特殊軍団」が編成された

    1982年、北朝鮮の正規軍に第8軍団が新設された為、

    第8特殊軍団は部隊番号が無くなり単に特殊軍団と呼ばれる事と なる

    又、特殊軍団は労働党秘書局軍事部に直結していると云われてお り

    平時の教育・訓練は総参謀局の軽歩兵教導指導局の統制下で行わ れている


人民軍レンジャー部隊(北朝鮮特殊部隊)

備考:詳細が殆ど無い部隊で、 

    真偽は定かではないが韓国侵入時に銃撃戦となった際、

    ヘリからラペリング降下する韓国兵士をスコープ無しで数 100M先から狙撃し

    撃ち落したという逸話がある


フィリピン

AVESCOM (Aviations Security Commando) 1972年発足

フィリピン空軍航空保安コマンドー部隊

備考:第801飛行中隊(マニラ)、第802飛行中隊(ルソン)、

    第803飛行中隊(ビサヤ諸島)、第804飛行中隊(ミンダナ オ)、

    第805飛行中隊(マニラ空港)から選抜され1972年に編成 された。

    主な任務は対ハイジャックで、1個部隊が主要HRUとして空港 配置

    残り4個部隊が訓練というようにローテーションを組んで任務遂 行にあたる


INPFF (フィリピン総合国家警察野戦部隊特別中 隊)

備考:16 個中隊で編成


LRF (Light Reaction Force)

フィリピン保安警察隊軽対応部隊

備考:1 中隊30名で編成

    HRU技術が中心で近接戦闘と突入技術を重視している


SOG (Special Operations Group) 1978年発足

フィリピン陸軍特殊戦旅団特殊作戦部隊


SAF (フィリピン特殊部隊)



マレーシア

警察特殊攻撃部隊 (Unit Timpaan Khas)

警察特殊行動部隊 (Unit Tindak Khas)


スリランカ

陸軍コマンド中隊


シンガポール

PTT (Policce Tactical Team)


警察戦術部隊


インドネシア

 
Satgas Gegana (サトガス・ゲガナ)


国家警察対テロリスト任務部隊


KOPASSANDHA (Komando Pasukan Sandhi Yudhi/コパスス)

陸軍特殊部隊


Satgas Atbara (ケサトゥアン・アトバラ)

航空機ハイジャック対応機動部隊


Kesatuan Gurita (ケサトゥアン・グリタ)

戦闘水泳隊員部隊


KOPASGAT (空軍即時応答部隊)

Jara Mengkara(ジャラ・メンカラ)


インド

SCTU (Special Counterterrorist Unit)


特殊対テロリスト部隊


パキスタン

SSG (Special Services Group) 1947年8月発足

陸軍特殊任務部隊


スリランカ

スリランカ陸軍コマンド中隊 


イスラエル

サイエレット・マトカル (Sayaret Matkal) 1967年年発足

イスラエル参謀本部特殊作戦部隊、第269部隊

備考:前身は1953年にイスラエル国防軍が編成した「報復攻撃部隊」 と呼ばれた「第101部隊」

    これはイスラエルにテロ攻撃を仕掛けた勢力に対し、越境し報復 急襲攻撃を行う部隊で

    その対象にはテロ支援国家も含まれていた。

    ある意味、第101部隊そのものが敵地侵攻を行うテロ・ゲリラ 部隊であったといえる。

    やがて、政治的配慮から部隊は解体され

    1967年に情報収集・偵察部隊「サイエレット・マトカル」が 誕生し、中東戦争の結果

    対テロ・対ゲリラ戦闘、報復任務等を行う不正規戦対応部隊とし て再出発した

    代表的な活動は、1972年ミュンヘン・オリンピックの報復と してベイルートに潜入

    「ブラック・セプテンバー(黒い9月=パレスチナゲリラ)」幹 部3名を暗殺。

    1976年にはエンデベ空港での人質救出作戦を成功させてい る。

    世界でも数少ない歴戦の特殊部隊であり、実力もトップクラスで ある

    訓練内容は、潜入技術・砂漠戦闘・ナイフ&徒手格闘・火器近接 戦闘

    言語習得(ヘブライ、英語、アラビア語、他1カ国語)・落下傘 降下・通信技術

    破壊工作・ロープ降下・小型船艇取り扱い・潜水等がある

    実地訓練では、実践任務として敵国領内で急襲作戦内に実施する

 
MOSSAD (Mossad Letafkidim Meyouchadim) 1951年発足


イスラエル情報局


パレスチナ


CPSF (Civil polices special forces)

市民警察特別隊

備考:パレスチナ暫定政府支配下

    1995年よりヨルダン川西岸及びガザ地区の警備に当たってい る
 

トルコ


OIKB (Ozel Intihar Kommando Bolugu) 1970年代発足


備考:150〜200 名での規模編成

    3個中隊がアンカラ、イズミール、イスタンブールに駐屯してい る

    訓練では格闘術・射撃・ヘリ輸送・ラペリング降下・暴徒鎮圧等 を行う


ヨルダン

特殊空港対ハイジャック部隊

備考:約500名規模。クイーン・アリア国際空港に駐屯

    スカイマーシャル・航空機突入時に備えている。


第101 特殊部隊大隊特殊中隊 1970年代中盤発足


備考:当初は第101大隊全体が訓練を受けていたが、現在では100名 規模の中隊のみである

    部隊は主に3個突入部隊(=3個突入班+狙撃犯)に区分されて おり

    常に1個突入部隊が警戒態勢を敷いている

サウジアラビア
 
特殊治安部隊 1971年発足

備考:3500 名規模

    HRU機能は79年から有された

    又、国防軍の小規模部隊(約40名)が最精鋭部隊である。

バーレーン

内務省国家治安部隊Uグループ 1980年代初頭発足

備考:約60名規模。25名編成の2個突入部隊が主要作戦部隊。(場合 により4〜5名編成の分隊)

    海上部隊も支援部隊として存在。

    SASからも訓練を受けており、

    全隊員が空挺降下・潜水技術を有し

    SAS方式で近接戦闘、爆破突入技術、潜入技術等を訓練する


オマーン

スルタン特殊部隊 1977年発足

備考:約500名規模

    当初、は対ゲリラ戦部隊として創設され、その後対テロ任務も行 うようになった

    隊員の殆どが英国・ローデシア特殊部隊出身者である

    18名編成チームが危険区域や空港へと配備されている
 

戦闘水泳隊員部隊


備考:30 名規模の部隊で、元英国戦闘水泳部隊要員が指揮とっている

    主な任務はハイジャックされたタンカーの奪回任務等


警察特殊機動部隊


備考:約60名規模の突入部隊×5個編成

エジプト


第777 部隊 (フォース777) 1978年発足

陸軍コマンド司令部所属

備考:約250名規模で、空挺コマンド訓練を終えた志願者から選抜され る

    1985年、エジプト航空ハイジャック事件で90名の乗客を死 傷させた。

 
サイカ (稲妻)

備考:1978 年2月、キプロスのハイジャック事件で

    キプロス国防軍兵士と銃撃戦になり15名の隊員が死亡、人質全 員殺害。


チュニジア


国家警備隊コマンド部隊 1982年発足

備考:約100名規模で対テロ部隊として設立。

    米国対テロ部隊から訓練支援を受けており

    落下傘降下、潜水、近接戦闘、格闘術、突入戦術などを行ってい る


GN特殊部隊


備考:仏国GIGNと接触がある。任務内容は国家警備隊コマンド部隊と ほぼ同様


スーダン

CTU (Counter Terrorist Unit) 1980年発足

第144 対テロリスト部隊

備考:主な訓練は近接戦闘、突入戦術、爆破突入、狙撃、ロープ降下など


空挺旅団特殊部隊中隊

備考:対テロ能力も備えた部隊

ケニア


GSU (General Services Unit)


警察総合任務部隊偵察中隊

備考:ハイジャック&人質状況に対処。対ゲリラ戦闘にも対応。

    主な訓練内容は爆破突入、ロープ降下、格闘術、射撃

    特殊用途爆薬取り扱い、待ち伏せ、対待ち伏せ、輸送ヘリ潜入等 である

ポルトガル

GOE (Grupo de Operaccoes Especiais) 1979年から編成開始


ポルトガル治安警察特殊作戦部隊

本部:リスボン

備考:1979 年から編成を開始し、82年に正式化。 拠点はリスボン近辺に配置

    隊員の殆どが警察からの志願者で成るが、陸軍コマンドー部隊の 出身者もいる

    訓練は、広範囲での射撃訓練をキリング・ハウスで受け

    軍隊流格闘術、ラペリング降下、火薬類・爆発物取り扱い法

    交渉技術、パラシュート降下訓練等も受けている。


アイルランド

GS (Garda Siochana/ガルダ・ショハナ) 1979年編成

国家警察特別局

備考:約40名。80年から活動を開始

    訓練内容は他の部隊と同様だが、落下傘降下や潜水技術は含まれ ていない


Irish Army Ranger Wing


陸軍レンジャー部隊

本部:キュラウ

備考:約70名。キュラウ軍事基地に駐屯

スウェーデン


スウェーデン対テロ部隊

ストックホルム警察内

備考:1970 年代前半から対テロ部隊を保有

    部隊編成は2000人規模(機動隊含む)

    基本行動部隊は10名分隊。

    4個分隊=40名の小隊で任務遂行にかかる

    イェーテボリには15名から成る補助部隊が控えている


ノルウェー

Beredskapstrop


国家警察即応部隊

備考:人質救出時は司法省管轄下に入る

    訓練内容は3週間の基礎訓練コース(戦闘射撃、突入戦術、ラペ リングなど)を

    1週間に2、3日の間隔で行なう。

    トランダムでは落下傘降下訓練を、輸送ヘリ作戦も訓練する

    隊員によっては潜水技術を学ぶ者もいる


ノルウェー陸軍対テロ小隊 1984年発足

備考:トランダム空挺レンジャー学校に拠点を構える

    部隊要員は全員、最低3年以上陸軍勤務の経験がある志願兵のみ

    一般の空挺作戦、レンジャー、潜水などの他、HALO技術を持 つものもいる

    北海の石油掘削装置警備のための訓練も行われている

フィンランド


Osasto Karhu  1977年


ヘルシンキ機動警察熊部隊

備考:内務省の直接管轄下

    1974年の爆発物処理部隊(EOD)を起源に持つ

    爆発物処理班としても機能。ヘルシンキ・バンタア空港も管轄下

デンマーク

PET (Politiets Efterretningstjeneste)


警察対テロ部隊

備考:国中に散在し、周期的に召集がかかる


デンマーク軍選抜部隊

備考:海軍戦闘水泳部隊(Fromandskorpset)から選抜さ れたHRT部隊

    40〜50名規模。狙撃手は陸軍から引き抜かれる

    港湾、石油掘削装置、船舶の対テロ任務にあたる。コングソア魚 雷基地に配備

ベルギー


ESI (Escadron Special d'Intervention) 


特殊介入中隊

通称:「ダイアナ」

備考:通常国防省管轄下であるが、場合により司法省・内務省の管轄下に 入る事もある

    隊員は国家憲兵部隊(GR=Gendarmerie Royale)から選抜される

    約200名規模の部隊で、任務は主に人質状況、爆発物事件等

    国家SWAT部隊としても活動しており犯罪への対処も行なう。

    また、普段は私服で活動している

    訓練は格闘術、クライミング、山岳訓練 、ラペリング降下、水泳、戦闘水泳、

    落下傘降下訓練、スタングレネード、監視装置、特殊装備使用法

    テロリストの理論、組織方式等がある。又、GIGN, GSG-9などと共同訓練も実施している


ESR (Equipes Speciales de Recherche) 

ベルギー落下傘コマンド連隊

備考:海外での非常事態に投入されるが、人質救出訓練は受けていない


GRT (Grupe de Repression du Terrorisme) 


司法警察テロ鎮圧部隊

備考:対テロ情報収集・調査機関。他にもESIを援護する場合もある

スイス

シュテルン (Stern Unit) 

ベルン州警察特別部隊

備考:約50名編成

    州と都市が各自管轄のHRU任務を請け負う

    主に要人警護・空港警備などの任務にあたる

    格闘、突入戦術、射撃を重視しているが、落下傘降下は行わない


エンツィアン (Enzian Unit)


チューリヒ州警察特別部隊

備考:約50名編成

    州と都市が各自管轄のHRU任務を請け負う

    主に要人警護・空港警備などの任務にあたる

    格闘、突入戦術、射撃を重視しているが、落下傘降下は行わない

メキシコ

ZORROS (メキシコ特殊部隊)

ウクライナ

ベールクト(イヌワシ) 1992年1月編成開始

備考:総勢3000人。首都・キエフには連隊規模、その他の都市には大 隊規模を配置

    旧ソ連のOMONを基礎とし、1992年1月に内務省の下で編 成を開始された

    国中に準軍事特殊保安部隊を設置。

    機動力&戦闘即応性の象徴としてベールクト(イヌワシ)と呼ば れる。

    その戦力はオーストリア「コブラ」に匹敵する

ギリシア


DEA (Dimoria Eidikon Apostolon) 1970年代中頃編成

アテネ市警察特殊作戦部隊

備考:約50名規模


特殊対ハイジャック部隊


備考:アテネ空港、テッサロニケ空港に配備されている


カナダ

ERT (Emergency Response Teames)

緊急対応部隊

JTF-2 (カナダ特殊部隊)

コロンビア


GOES (国家警察特殊作戦部隊)


備考:当初、誘拐事件対処を目的とし創設された  

    訓練では交渉・調査要領を重要視している

    国家警察訓練用地にて3か月ほど実施訓練を行う。

    突入戦術・破壊突入・近接戦闘技術に置いては高レベル

GAES (陸軍対強奪誘拐対応部隊)


備考:10 名編成の部隊数個。

    最低限のHRU訓練も習得している

GAJDA

備考:コロンビア空軍内

    対ハイジャックを任務とする。1970年代前半からは対テロ部 隊も想定している


ホンジュラス


COE (Comando de Operaciones Especiales) 1983年発足

特殊作戦コマンド

備考:約60名。陸軍特殊部隊コマンド内。

    空挺レンジャー資格、人質救出、対テロ・ゲリラ戦術等の訓練を 行う


国家保安部隊コブラ国家中隊


備考:人質救出に置いては司法省管轄下に入る

    空挺資格、SWAT方式の訓練を行う

ブラジル

プロジェクト・タロン 1980年代初期発足

陸軍特殊部隊内

備考:25〜30 名規模

   主に対テロ任務にあたる

   訓練内容には軍隊流格闘術、戦闘射撃、ロープ降下、爆破・突入戦 術等がある


1st TEAM (ブラジル軍特殊部隊)



ベネズエラ

特殊介入旅団

備考:1978 年、対ゲリラ戦闘部隊に対テロ・HRU任務が含まれる事となった

    訓練では近接戦闘、即時反応射撃、ロープ降下、爆破突入、各種 特殊作戦要領を実施し

    油田地域への警戒を強めている


エクアドル

陸軍ピューマ部隊 1980年発足


備考:陸軍特殊部隊・海軍SEALから選抜され、訓練期間は6ヶ月 〜8ヶ月

チリ

GOPE (Grupo de Operaciones Especiales) 1979年発足

国家警察部隊特殊作戦部隊

備考:約50名規模の部隊。

    空挺作戦、潜水、突入戦術、近接戦闘、爆破突入、ロープ降下等 を習得している

UAT (Unidad Anti-Terrorista)

対テロ部隊

備考:約100名から構成。隊員はカラビネロスや陸軍から選抜される

    訓練内容は軍隊流格闘術、即時反応射撃、爆破突入等


コブラ部隊

備考:首都サンチャゴでの外交的任務を主として行う


FACH

備考:空軍部隊。対ハイジャック・スカイマーシャル任務等を行う
 

南アフリカ

STF (South Africa Police Special Task Force)

南アフリカ警察特殊部隊

備考:国境監視、国内の治安維持などを担当いるが

    実質的には南アフリカ国防軍の一部であり、他地域での戦闘も 行っている

    選抜では「地獄の3日間」と呼ばれる不眠不休で実弾を使う厳し い選抜を受ける。

    最後の3日目では疲れた体に追い討ちをかけるが如くCQB訓練 としてボクシングを行う。 

    その国家事情と、訓練内容から優秀な部隊といえる


警察特殊任務部隊 1977年発足

備考:近接戦闘訓練、突入技術、落下傘技術の訓練を受けている。

    旧ローデシアの都市緊急部隊(UEU=Urban Emergenccy Units)の経験が活かされている 

    また、「殺人の館」を所有
 

鉄道港湾警察特殊任務部隊


備考:約75名

    列車や船舶等の奪回専用部隊。対ハイジャック即応部隊





Back to favorite

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送